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高血圧の基準とは?合併症や原因と血圧を下げる方法

こんにちは、赤羽もり内科・腎臓内科です。

本日は高血圧について触れようと思います。以下のようなことで高血圧について気になる方は是非お読みください。

  • 健康診断で血圧が高いと言われた
  • 家族もみんな高血圧で心配
  • 最近調子が悪くてインターネットで調べたら血圧が関与していそう
  • 今まで高血圧の検査や治療について詳しく教えてもらっていない

*当記事は院長の森医師が監修しています。

【目次】

  1. 高血圧とは
  2. 高血圧の症状
  3. 高血圧の検査と原因
  4. 血圧を下げる方法
  5. 高血圧の治療を数値別に解説
  6. 高血圧と言われたら何科を受診すればよいの?

高血圧とは

高血圧は、血圧が高く維持されている状態です。その状態が長く続くことで血管が痛み、最終的に心臓や脳、腎臓に障害がでます。

高血圧は140/90mmHg以上の状態を指しますが、詳しくは重症度で以下のように分類されています。

  • 120/80mmHg以下:正常血圧
  • 120/80mmHg以上~130/80mmHg未満:正常高値血圧
  • 130/80mmHg以上~140/90mmHg未満:高値血圧
  • 140/90mmHg以上:高血圧

尚、日本では4300万人の方が高血圧と言われており、日本人の中で最も多い生活習慣病の一つです。(高血圧ガイドライン2019年

 

高血圧の症状

高血圧において重症の場合を除き、短期的に症状がまったくありません。

高血圧を年単位で放置して、動脈硬化が進行して心臓や脳に負担がかかると以下のような症状や合併症を引き起こします。

  • 頭痛
  • 心筋梗塞
  • 心不全
  • 脳卒中
  • 腎機能障害 など

尚、日本人で脳や心臓で死亡する方の危険因子で高血圧は圧倒的な1位にランクインしています。

高血圧の検査と原因

高血圧の検査として以下の2つの検査を行います。

  1. 動脈硬化の評価
  2. 高血圧の原因を調べる検査

高血圧による動脈硬化の検査

動脈硬化の評価として以下のような検査を行います。

  • 血圧脈波検査
  • 頸動脈エコー
  • (必要に応じて)眼底検査 など

参考

高血圧の原因を調べる検査

高血圧には原因に応じて2種類に場合分けをします。

  • 本態性高血圧
  • 二次性高血圧

前者は、生活習慣、環境などが関係する高血圧で日本人の8割程度の高血圧がこちらに属します。

後者は、一方で何らかの病気があって、その病気が原因で血圧が上がっているパターンを示します。

二次性高血圧にはホルモンの病気、睡眠の病気などがあり以下が代表例です。

  • 原発性アルドステロン症
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • クッシング症候群
  • 褐色細胞腫

本態性高血圧なのか、二次性高血圧なのかで今後の治療に大きな変化が出るため最初の診察で以下の検査を行います。

  • 血液検査(ホルモンチェック)
  • (必要に応じて)簡易睡眠検査 など

 

血圧を下げる方法

血圧を下げる方法として以下のような方法があります。

  • 血圧を下げる食事
  • 血圧を下げる運動
  • 血圧とタバコの調整
  • 血圧とアルコールの調整
  • 血圧と睡眠の調整
  • 血圧を下げる薬 など

血圧を下げる食事

食事に関しては、塩分摂取を控えて可能なら6g/日以下にすると良いです。

塩分を減らすことで血圧が5-10mmHg程度下がる患者さんもいらっしゃいます。

ただし日本人は塩分摂取が多い国民で平均約10g/日程度とっており、中々6g/日以下にすることは難しいです。

香辛料やダシを使ったり、酢を使ったりしてなるべく味を薄くしないようにするのがポイントです。

塩分を減らすのは我慢ではなくテクニックです。テクニックはかかりつけのクリニックの管理栄養士さんなどから伝授して頂くのが良いと思います。

血圧を下げる運動

有酸素運動とレジスタンス運動(簡単な筋肉トレーニングのようなもの)を組み合わせて行うことが望ましいとされています。

運動の種類は、最近水中歩行、水泳が良いという見解が出てきていますが、特に何でも良いです。散歩でも良いし、ゴルフでも良いし、街歩きでも良いし、中にはボクシングを始めている人もいます。とにかく継続できることが大切です。

運動でも血圧が5mmHgほど下がるという報告もあります。積極的に運動をしていきましょう。

血圧とタバコ

タバコも直接的に血圧に悪影響を及ぼします。

タバコは吸ってから15分ほど経つと血圧が上がり、複数回血圧が上昇することが繰り返されると体に悪影響を及ぼします。

またタバコによる動脈硬化は高血圧の合併症である脳・心臓の合併症に関わります。

血圧とアルコール

アルコールを飲むと、一時的に血圧が下がりますが、長期的に飲酒を続けると血圧は上がります。

ほんの数年前までは「少量のアルコールは体に良い」と言われていましたが、ここ数年は「少量のアルコールによる死亡率低下の効果はなく、癌に関しては少量であってもリスクが増える」という見解になっています。

高血圧の場合は、1日あたりエタノールを男性で20-30ml以下(日本酒1合、ビール1本、ワイン2杯程度)、女性でその半分に制限することが推奨されています。

血圧と睡眠

睡眠不足や睡眠障害は長期的に血圧を高くします。

特に睡眠時無呼吸症候群の場合、血圧が高くになりやすく以下のような症状がある場合は検査が推奨されます。

  • 寝ている間に呼吸がとまっている
  • 寝ている間に激しいいびきをかいている
  • 日中の眠気や集中力の低下がある

血圧を下げる薬を飲む

食事と運動の治療を行った上で、血圧の薬を使用するのも手です。

血圧の薬には様々な種類があり、血圧を下げるだけでなく心臓を守る効果などもあります。

患者さんの高血圧以外の状態をみて、使い分けをします。

 

高血圧の治療を数値別に解説

高血圧の治療の目標は、血圧130/80mmHg以下にすることです。

以下の図のように上の血圧が高くなると死亡率はグンと上がるので血圧を適正にする必要があります。

そのために数値により対応方法が異なるので数値別に解説します。

血圧140-160の方

まずは、食事・運動の治療をしてどのくらい血圧が下がるかをみていきましょう。

数か月経過をみて、血圧の値で薬の治療をするかを検討します。

血圧160-180の方

食事・運動の治療を行いますが、多くの場合は薬を必要とすることが多いです。

高血圧ガイドラインでも血圧が160を越えた場合は、薬の治療を推奨しています。

血圧180以上の方

血圧180以上だと、脳や心臓の病気に直結する可能性が高い状態なので、薬の治療が必要になります。

また、血圧を急に下げることで体に異変をきたす可能性があるので、医師の厳重な観察の下で治療をします。(状況によっては入院して加療をすることもあります。)

下の血圧が高い

下の血圧が高い場合は、末梢の血管の動脈硬化が起きている可能性があります。

若い人に多く、タバコ・運動不足・肥満などが原因になっていることが多いです。

 

高血圧は何科を受診すればよいの?

高血圧は内科のクリニックでも対応が可能なことが多いです。

動脈硬化の検査を希望の場合は以下の診療科をお勧めします。

  • 循環器内科
  • 腎臓内科
  • 糖尿病内科 など

食事や運動で治療をしたい場合は管理栄養士さんが在籍しているクリニックが良いでしょう。

中々近隣に管理栄養士さんが在籍しているクリニックがなければ当院にご相談ください。

当院での受診をご希望の方へ

この記事をみてドキッとされた方もいらっしゃるかもしれません。

病院に行くのは少しハードル高い....という気持ち、とても分かります。

高血圧には初期には自覚症状がなく、早く見つけることができればという患者さんを一杯みてきました。

まずはお気軽にご相談ください。

当院は「検査」と「相談」を力を入れています。

単純に血圧が高いから下げるという機械的な診療ではなく、以下のような検査や相談が可能で多角的に診療をしています。

  • 二次性高血圧の有無を調べる検査
  • 頸動脈エコーや血圧脈波などの動脈硬化の検査
  • 栄養カウンセリング など

仮に高血圧であったとしても、軽症であればいきなり薬を出すのではなく、食事療法や運動療法、ダイエットなどの生活習慣の改善で治療をしていくことができることもあります。

自分で色々調べるよりも、一度専門家に相談してアドバイスをもらい、日々の生活の中で実践することを推奨します。

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