腎臓病の食事レシピ!簡単編〜基本を押さえて無理なく続ける健康習慣〜
※当記事は森 維久郎院長が監修しています。
こんにちは、赤羽もりクリニックです。
腎臓病の食事は制限が多く、「大変」「難しい」というイメージを持たれがちです。ですが、食事管理の基本を押さえれば、意外とシンプルに、そして美味しく続けることができます。
今回は「腎臓病の食事 簡単編」として、毎日でも取り入れやすい工夫とレシピをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
簡単!腎臓病の食事レシピ
ボリューム重視の日は【豚肉の生姜焼き】
しょうがの香りを効かせることで、調味料が少なくてもおいしく仕上がります。
※赤羽もりクリニック監修 医師と管理栄養士が教える腎臓病・糖尿病レシピの教科書より抜粋
洋風にアレンジ【さばみそ缶のグラタン風】
缶詰を使った簡単アレンジ、とろけるチーズのコクで、減塩でも満足感があります。
※赤羽もりクリニック監修 医師と管理栄養士が教える腎臓病・糖尿病レシピの教科書より抜粋
あっさり和風なら【がんもどきの煮物】
だしの旨味をきかせると薄味でもおいしくいただけます。
※赤羽もりクリニック監修 医師と管理栄養士が教える腎臓病・糖尿病レシピの教科書より抜粋
塩分制限中におすすめの調味料類を紹介
減塩を続けるコツは「調味料を足す」のではなく、風味をプラスすることです。にんにく・しょうが・ねぎ・しそ・みょうがなどの薬味や、レモンや酢の酸味、わさび・からし・こしょう・七味などの香辛料を取り入れると、塩分を控えても満足感のある味わいに仕上がります。
ポイントとしては、お酢を選ぶ場合は人工甘味料や塩分などが入っているタイプもあるので、栄養成分表示を見ながら、米酢や穀物酢などを使うようにしましょう。
また、ごまやゆず皮などを加えると香りや食感がアクセントになり、シンプルな料理でも飽きずに楽しめます。さらに、彩りのある野菜や香草を添えたり、焼く・炒めるなど香ばしさを活かした調理法を取り入れることで、減塩食でも食べ応えのある一皿になります。
本格的にだしを取るのは大変ですが、無塩タイプのだしパックや顆粒だしを上手に使えば、手軽に旨味をプラスできるので、取り入れてみてください。
ちょっとした工夫を積み重ねることで、減塩生活は「我慢」ではなく「楽しみ」に変えられます。家族と一緒に調理を工夫したり、いつもと違う味付けを試してみれば、毎日の食卓にバリエーションが広がり、無理なく続けやすくなるでしょう。
簡単に取り入れられる工夫から、ぜひ毎日の食卓で試してみてください。
腎臓病の方向け基本の食事
腎臓病の方全員にとって食事制限が必要とは限りません。まずは腎臓の機能を守るうえでの大事なポイントを押さえていきましょう。
腎臓の状態や検査の結果によって、食事で気をつけるポイントは一人ひとり異なります。そのため「インターネットや本で見た方法をそのまま真似する」のではなく、必ず主治医や管理栄養士と相談しながら自分に合った食事内容を決めることが大切です。
食事の組み合わせを確認しよう
食事は主食・主菜・副菜のバランスを意識して以下のことを確認してみましょう。
主食で気をつけること
腎臓病の食事では「主食を抜かないこと」も大切です。ご飯やパン、麺などの炭水化物は、体を動かすエネルギー源になります。
主食を減らしすぎると、代わりに体が筋肉を分解してエネルギーにしようとし、そのときに老廃物が発生して腎臓に負担がかかることがあります。適量をきちんと食べて、エネルギー不足を防ぎましょう。
主菜の役割
おかずの中心となる主菜には、肉・魚・卵・大豆製品など、タンパク質を多く含む食材を使います。タンパク質は体をつくる大切な栄養素ですが、摂りすぎると腎臓で処理する老廃物が増え、負担になることもあります。
反対に少なすぎても筋肉量が減ってしまいまうため、医師や管理栄養士の指導のもと、必要量を守ることが大切です。
副菜を組み合わせよう
野菜、きのこ、海藻などの副菜を加えると、食事の栄養バランスが整います。彩りが加わることで食欲も高まり、減塩食でも満足感を得やすくなります。
主食・主菜・副菜の組み合わせについては下記のリンクに記載していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:チョコレートはダメ?慢性腎臓病で食べてはいけないものなのか
食事の注意点を知ろう
腎臓病の食事療法では、「食べてはいけないもの」よりも「どう食べるか」が大切です。腎臓の機能を維持していくために必要な栄養素のバランスだけでなく、カリウムや塩分などの摂取の仕方にも注意して見ていきましょう。
カリウムと腎臓の関係
腎臓は血液中のカリウムを調整する役割を担っています。腎臓の働きが弱まると、カリウムが体にたまりやすくなり、不整脈などを起こすこともあります。
しかし、カリウムは体内の浸透圧調整、神経や筋肉の機能維持、血圧の調整など大切な役割を持つため自己判断の調整は危険です。野菜や果物をまったく食べない必要はありませんが、カリウム制限の指示がある方は「調理で減らす工夫」を取り入れることがポイントです。
例えば、野菜は細かく切って水にさらす、じゃがいもはゆでこぼしてから調理するなどの方法が挙げられます。
塩分はどのくらい摂っていいのか
塩分のとりすぎは血圧を上げ、腎臓の負担になります。腎臓を守るためには、1日3g以上6g未満が目標とされています。
腎臓の状態をチェックしよう
腎臓病の進行度や現在の状態を把握するには、検査が欠かせません。特に「クレアチニン(Cre)」や「eGFR(推算糸球体ろ過量)」は、腎臓がどの程度老廃物を処理できているかを示す重要な指標です。
日々の腎臓をケアするため、異変に気づく習慣を持つことも大事です。
・家庭で血圧を測る
・血液検査で腎機能(クレアチニン・eGFR)や血糖値を確認する
・尿検査で尿たんぱくを調べる
などの検査やセルフチェックを意識して行いましょう。
検査結果は一度だけで判断せず、定期的に測定して変化を追うことが重要です。特に尿たんぱくは、腎臓病の進行度や治療効果を把握するうえで欠かせない指標となります。
これらの検査は継続的に行い、少しでも腎機能の低下が見られた場合には、食事や生活習慣を見直すきっかけにしていきましょう。
参考記事:クレアチニンの正常値とは?同時に腎機能やeGFRを検査で正しく理解しよう
さいごに
いかがでしたでしょうか?
当記事では「腎臓病の食事レシピ簡単編」として、日常生活で無理なく続けられる基本的な食事の考え方と、具体的なレシピの工夫についてご紹介しました。
腎臓病の食事管理は、一人ひとりの腎機能の状態やライフスタイルによって最適な方法が異なります。「何を、どれだけ、どのように食べるか」を理解し、日々の食事を見直していくことで、腎臓への負担を減らしていけるでしょう。
赤羽もりクリニックでは、医師と管理栄養士が連携し、患者様の状態に合わせた食事療法の提案とフォローアップを行っています。「自分に合った食事がわからない」「最近の検査結果が気になる」という方は、どうぞお気軽に以下のバナーよりご連絡ください。
参考文献:赤羽もりクリニック監修 医師と管理栄養士が教える腎臓病・糖尿病レシピの教科書
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