慢性腎臓病で目の周りに影響はあるのか
※当記事は森 維久郎院長が監修しています。
こんにちは、赤羽もりクリニックです。
今日は「慢性腎臓病で目の周りに影響が出るのか?」というテーマについてお話しします。「朝起きると目がむくむ」「目の下のクマが消えない」といったお悩みは、実は腎臓の不調が関係しているかもしれません。
特に慢性腎臓病は、自覚症状が少ないまま進行することが多く、目元の変化が腎機能進行のサインとなるケースもあります。「見た目の変化が気になる」「最近疲れやすい」と感じる方は、ぜひ最後までご覧ください。
慢性腎臓病の症状・原因
慢性腎臓病は「沈黙の臓器」と呼ばれる腎臓の機能が、少しずつ低下していく病気です。初期は自覚症状がほとんどなく、健康診断や血液・尿検査で偶然見つかるケースも珍しくありません。
しかし、腎臓の機能が悪化すると、全身にさまざまな変化が現れます。特に目の周りが黒い、赤い、浮腫み、かゆみ、クマのような症状が出ることがあると言われています。
また、目元の変化だけでなく、夕方になると足がむくむことや疲れやすい、体がだるい、尿の色や量の変化(泡立ち、濃い色、回数の増減)、血圧の上昇などが挙げられています。こうした症状は加齢や生活習慣の影響でも起こりますが、慢性的に続く場合は腎臓の異常が隠れていることがあります。
そして、慢性腎臓病の原因として特に多いのが、高血圧と糖尿病です。高血圧が長期間続くと腎臓内の細い血管が傷つき、血液をろ過する機能が徐々に低下していきます。
糖尿病が続くと、血糖値の高さが腎臓のフィルターである糸球体を傷つけ、糖尿病性腎症 と呼ばれる病気につながることがあります。ただし、糖尿病による腎臓へのダメージは糖尿病性腎症だけとは限らず、高血圧や動脈硬化などが関わるケースもあります。
いずれの場合も初期には自覚症状がほとんどないため、定期的な検査で早めに気づくことが大切です。
目の周りの異常と腎臓病の関係
腎臓は血液をろ過して老廃物や余分な水分を尿として排泄する役割を担っています。このろ過機能が低下すると、体内に水分や塩分が溜まりやすくなり、むくみや血行不良が生じます。
特に皮膚の薄い目の周りは、こうした変化が現れやすい部位です。
目の下がむくむ原因とは?
目の周りは皮膚が薄く血管やリンパ管が密集しているため、むくみが目立ちやすくなります。特に寝ている間は横になって血流が均等になるため、朝起きたときにむくみが強く出るのが特徴です。
黒ずみやクマが腎臓病のサインになる理由
腎臓の機能が少し低下しただけでは起きませんが著しく低下してくると老廃物の排泄が滞り、体に蓄積してしまいます。
その影響で新しい細胞がスムーズに作られなくなり、肌の新しい皮膚が生まれて古い皮膚がはがれ落ちるサイクルが乱れることに。結果、色素沈着が起こりやすくなり、肌の黒ずみにつながることがあります。
目の周りの黒ずみやむくみが出る他の原因
目元の異常がすべて腎臓病によるものとは限りません。以下のような原因でも似た症状が出ます。
生活習慣や睡眠不足
睡眠不足や長時間のパソコン作業、ストレスによっても目の下の血流が悪くなり、クマやむくみが生じます。こうした場合は休養や生活改善で比較的早く改善しますが、腎性のむくみは生活改善だけでは完全に消えず、慢性的に続く傾向があります。
目の周りが黒い病気とは?
その他にも、以下のような症状で目の周りが黒くなるケースがあります。
・アトピー性皮膚炎:かゆみによるこすりすぎで色素沈着
・貧血:血液の酸素運搬能力が低下し、皮膚が青白く見える
・甲状腺疾患:代謝異常によるむくみ、くすみ
腎臓病を予防・改善するには?
慢性腎臓病は進行すると回復が難しくなるため、早期発見と生活習慣の改善が重要です。
食事と水分管理のポイント
そこで、腎臓病を予防・改善するため、以下の通り食事と水分管理に注意しましょう。
・塩分摂取量は1日3g以上、6g未満を目標に
・加工食品や外食は隠れた塩分が多いので注意
・主食、主菜、副菜のバランスの良い食事を心掛ける
・水分管理は必要に応じて医師の指示に従う
定期的な健診の重要性
日々の腎臓をケアするため、異変に気づく習慣を持つことも大事です。
・家庭で血圧を測る
・血液検査で腎機能(クレアチニン・eGFR)や血糖値を確認する
・尿検査で尿たんぱくを調べる
などの検査を定期的に受け、数値を確認するようにしましょう。
参考記事:慢性腎臓病(CKD)はストレスが原因⁉ 今すぐ始める“食事と生活習慣”の見直し術
さいごに
いかがでしたでしょうか。
慢性腎臓病は初期には自覚症状が乏しいため、気づかないうちに進行してしまう病気です。目の周りの黒ずみやむくみといったサインは、単なる疲れや生活習慣によるもののこともありますが、腎臓の機能が悪化している場合もあるため注意が必要です。
大切なのは、「少しの違和感も放置しないこと」です。目元のむくみや黒ずみが長く続いたり、疲れやすさ・尿の異常・血圧上昇など他の症状が伴う場合は、早めに医療機関で検査を受けることが予防や早期発見につながります。
また、日頃から塩分を控えた食事・適度な水分管理・定期健診を意識することが、腎臓を守る第一歩です。腎臓は一度ダメージを受けると回復が難しい臓器だからこそ、普段の生活習慣や小さなサインへの気づきが何よりも大切です。
赤羽もりクリニックでは、医師と管理栄養士が協力しながら、生活習慣や食事の見直しを含めた包括的なサポートを行っています。「むくみやクマがなかなか改善しない」「腎臓の数値が気になる」という方は、早めにご相談いただくことで、予防や進行抑制につなげることが可能です。
さらに当院では、マンツーマンで日常の食生活を具体的に見直していけるため、慢性腎臓病や、生活習慣について不安をお持ちの方は、どうぞお気軽に以下のバナーよりご連絡ください。
参考文献:管理栄養士にも役立つ赤羽もり内科・腎臓内科式腎臓病のレシピの教科書
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