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インスリン注射が必要と言われたらまず読んでほしい記事

こんにちは、赤羽もり内科・腎臓内科の院長の森 維久郎です。

糖尿病でインスリン注射が必要と言われたらまず読んでほしい記事を書きます。

【目次】

インスリン注射とは

インスリン注射とは、インスリンと呼ばれる血糖値を下げるホルモンを体の外から注射で補給する治療です。

 

インスリン注射を始める理由

インスリン注射は単に血糖を下げるだけでなく、インスリンの分泌が低下するスピードを遅くしたり、糖尿病の合併症を遅らせるという理由で使われます。

糖尿病には、大まかに「インスリンが出なくなる1型糖尿病」と「インスリンが効きづらくなる2型糖尿病」の2パターンの糖尿病があります。

残念ながら1型糖尿病の場合は、インスリン注射が必ず必要になります。

2型糖尿病の場合は、内服薬でコントロールが難しい場合や、インスリンが膵臓から分泌できなくなった時、重度な高血糖になったときに、インスリン注射を開始します。

 

インスリン注射は血糖値がいくつから始めるのか

インスリン注射が必要になる血糖値に明確な規定はありませんが、以下を参考にすることが多いです。

  • 空腹時の血糖値:250以上
  • 食後の血糖値:350以上

また、以下のような時にはインスリン注射を積極的に使用します。

  1. インスリンが枯渇しているとき
  2. 内服薬ではコントロールできないとき
  3. 妊娠期・術後・特別な薬を使っているとき
  4. やせ型で栄養状態が低下しているとき など

参考

血糖が高いと言われたらまず読んでほしい記事

日本糖尿病学会が発行する糖尿病診療ガイドライン

インスリン注射を打たないとどうなる

基本的には、インスリン注射が必要な糖尿病の患者さんがインスリン注射を打たなくなると、高血糖の状態となります。

特に1型糖尿病の患者さんでインスリンを打たないと重度の高血糖の状態となり、意識を失ったりする重篤な合併症が起きる可能性があります。

【参考】

高血糖の症状について

インスリン注射をやめることは可能か

インスリン注射を辞めることが可能かどうかは糖尿病の状態によります。

まず1型糖尿病の方は体内からインスリンが出ないため、注射を辞めることは難しいでしょう。

一方で2型糖尿病の方で、一度インスリン注射を開始したものの、血糖の状態が良くなり生活習慣の改善ができた場合はインスリン注射の回数を減らしたり、飲み薬への切り替えを検討するケースもあります。

【参考】

糖尿病にきく運動や筋トレで血糖値を下げるための基礎知識

血糖値・ヘモグロビンA1cを下げるための3つのコツ

インスリン注射の副作用・注意点

インスリン注射の副作用は「血糖値が下がりすぎること」です。

そのため、血糖値を測定する機材を使って自宅で測定を定期的に行うようにします。(やってみると簡単です。)

また、体調不良の時にご飯が食べられなくなったり、脱水の時にはインスリンの減量など調整が必要になるので主治医と相談が必要になります。

【参考】

低血糖の症状について

フリースタイルリブレの勧め

当院では、フリースタイルリブレという血糖測定の機会を使う事を勧めています。

日々の指先の穿刺なしで、いつでも・どこでも糖の状態を測定できます。

フリースタイルリブレについては「アボット社のフリースタイルリブレのページ」をご参照ください。

 

よくある質問

  • インスリン注射を開始ということは末期ですよね、どのくらいの寿命なんでしょうか?
  • インスリン注射は痛いんでしょうか?
  • インスリン注射は太りますか?

インスリン注射を開始ということは末期ですよね、どのくらいの寿命なんでしょうか?

よく誤解されていますが、2型糖尿病におけるインスリン注射は最後の手段ではありません

インスリン注射は体内からのインスリン分泌の低下を抑えたり、糖尿病の合併症を減らす予防的な意味合いで開始されます。

 

また、インスリン注射を始めることで体内からインスリンを分泌する膵臓を回復させるケースもあります。

実際、食事療法など適切な治療を行うことでインスリン注射を卒業して飲み薬の治療に切り替えることができることもあります。

 

インスリン注射は痛いんでしょうか?

インスリン注射は採血やワクチンとは異なり、針が欲しいため痛みはほぼありません。

 

インスリン注射は太りますか?

インスリン注射を始めると太るという方もいらっしゃいますが、適切な食事療法や運動療法を続けることで体重コントロールをすることは可能です。

また2型糖尿病の患者さんであれば、最初に飲み薬を使いながら治療をすることで体重コントロールを行うことも可能です。

 

▼受診を希望の方へ

当院は糖尿病の診療に力を入れており、特に糖尿病療養指導士の面談や、管理栄養士の栄養カウンセリング・減量外来を受診されている方が多いです。

詳しく知りたい方は「当院の糖尿病内科」のページをご参照ください。(診療内容・アクセス・診療時間・よくある質問など)

(尚、当院のインスリン注射の際に使用する血糖測定器はアボット社のフリースタイルプレシジョンネオです。)

▼糖尿病について知りたい方はこちら

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