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糖尿病の治療(食事・運動)

赤羽もり内科・腎臓内科の院長の森 維久郎です。

今日は当院でも力を入れている食事・運動の治療について触れます。

食事療法

食事療法は1型糖尿病、2型糖尿病に関わらず治療の基本になります。

年齢、性別、身体活動量を念頭にカロリーを設定します。

炭水化物を設定したカロリーの50-60%に、タンパク質を20%までにして残りを脂質とします。

とはいえ、毎日栄養素を計算するのは手間で長期的に続かないことが多く、よく患者さんからクレームがでます。

現実的にはざっくりイメージを捉えて継続的に治療をしていくとよいと思います。

日本糖尿病学会が発行する糖尿病治療ガイド2018-2019では以下のように触れています。

1:腹八分目とする。
2:食品の種類はできるだけ多くする。
3:脂質は控えめに。
4:食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、きのこなど)を採る。
5:朝食、昼食、夕食を規則正しく。
6:ゆっくりかんで食べる。
7:単純糖質を多く含む食品の間食を避ける。

食事の治療は一度管理栄養士に相談をすることをお勧めしております。

運動療法

運動療法を行うことで、ブドウ糖、脂肪酸の利用が促進されて血糖値が低下します。

また身体から分泌されるインスリンの効果がよくなり糖尿病のコントロールがよくなります。

その他にもメタボリックシンドローム、骨粗鬆症、高血圧、脂質異常症の改善にも有効です。

運動療法には有酸素運動とレジスタンス運動があります。両方を組み合わせることでより高い効果があると言われています。

頻度は週3-5回の有酸素運動を20-60分ほど、週2-3回のレジスタンス運動を行うと良いと考えられています。

有酸素運動

有酸素運動とは歩行、ジョギング、水泳などの全身運動です。

レジスタンス運動

レジスタンス運動は腹筋、ダンベル、腕立て伏せ、スクワットなどが当てはまります。

尚、水中歩行は有酸素運動とレジスタンス運動がミックスされた運動であり日本糖尿病学会:糖尿病治療ガイド2018-2019でも推奨された運動療法です。

注意点

ただし、以下の場合運動療法を制限した方が良い場合があるので主治医と相談してください。

  • 糖尿病のコントロールが悪い
  • 糖尿病網膜症による眼底出血がある
  • 腎不全がある
  • 虚血性心疾患、心肺機能に障害がある場合
  • 骨、関節疾患がある場合
  • 急性感染症
  • 糖尿病壊疽
  • 高度な自立神経障害

近年、糖尿病は薬の進歩が目覚ましく、ある程度であれば薬のみでコントロールできるようになってきました。

一方で、食事・運動をしっかり行い、薬を減らしていくことも重要です。

何かご不明なことがあれば遠慮なくご相談ください。

もっと知りたい方はこちら

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