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カリウム

赤羽もり内科・腎臓内科では、腎臓病の悩みの種であるカリウムのご相談を受け付けております。

以下のような悩みの方が多いです。

・腎臓病で、カリウムが高いと言われるがよく意味が分からない。

・カリウムが高くて、何を食べれば良いか分からない。

・野菜・果物も駄目と言われて、食べるものがなくなった。

カリウムとは?

カリウムは野菜や果物に含まれるミネラルの1種です。採血検査で「K」と記載されているのが、カリウムの値です。

腎臓が悪くなると尿から不要なカリウムが出ていかず、体に溜まりやすくなります。

カリウムが高いと?

カリウムが高いと、心臓の脈のリズムが乱れて突然死することがあります。

あくまで目安ではありますが、採血で6.5mEq/L以上を越えると突然死の危険性が出ます。

ただし後述しますが、カリウムが高いことが直接的に腎臓に悪いわけではありません。

症状

カリウムが高いときの症状として、突然死以外に以下のような症状が出ます。

  • 息切れ
  • 脱力
  • 意識障害
  • 失神
  • 無反応

検査

採血に加えて、問診(特に薬のチェック)、心電図を行います。

心電図は特に重要で、心電図に異常があれば、緊急入院が必要になります。

当院の診療の流れ

当院では、カリウムのご相談に対して以下のように診察しております。

① 問診

問診はカリウムが上がりそうな薬を飲んでいないかを中心に聴取させていただきます。

② 採血検査・採尿検査・心電図

カリウムの測定以外に、クレアチニンの測定、マグネシウムなどの他のミネラルの測定などを行います。

また尿からミネラルがどの程度出ているかなどを確認します。前述の通り、心電図は重要なので必ず行います。

③ 治療

当院では、「食事制限」をなるべく行わない方針にしております。特に野菜・果物を制限することで必要なビタミンや食物繊維が取れないためです。

適宜採血をして評価し、治療薬を使いながら、可能な範囲で野菜・果物を食べてもらっています。

④ 診察の値段

初診料を除き、3割負担の方で自己負担が、採血検査で1000-2000円程度、採尿検査で500円-1000円程度、心電図検査で500円程度です。

当院の考え方

よくカリウムに過剰に反応して、野菜・果物を全く食べなったり、カリウムの値を下げすぎる治療をしている症例をよく見かけます。

当院では以下のような考えに基づいてカリウムの診療を行っております。

① カリウム自体は悪くない

患者さんだけでなく医療者も勘違いしていることが多いのですが、カリウムそのものは腎臓を障害しません。逆に血圧コントロール、骨を強くする効果も期待出来ます。

あくまで怖いのは、カリウムが高くなりすぎたときの突然死です。

また、過去の報告でカリウムの値が3.0-4.0mEq/Lの人たちと、4.0-5.0mEq/Lの人たちだと、後者の方が治療成績が良かったという報告もありカリウムを下げすぎるのも良くないとされています。

腎臓病初期の患者さんや、糖尿病以外が原因で起きた腎臓病の患者さんはカリウムが上がりづらいので、野菜・果物制限をしない方がよいこともあります。

個別で採血で評価して、適切な野菜・果物の量を決めていくのが当院の方針です。

② 食事制限は極力しない

腎臓病の方の身体機能は、健常な人に比べて7割まで低下していると言われています。

身体機能を考えると、食事制限を行うことは望ましくないことがあり、日本腎臓学会でも注意勧告されています。(日本腎臓学会 サルコペニア・フレイルを合併した 保存期 CKD の食事療法の提言

近年、カリウムを減らす良い薬も開発されており、当院で薬を飲んででも食事の制限をしないことを勧めております。

腎臓病でカリウムについての診療をご希望の方へ

当院では「透析」になる患者さんを減らす腎臓病の診療に力を入れております。カリウムについては患者さんの食生活に直結することが多いので適宜情報提供しております。
 
受診希望の方は、初診の患者様向けのページをご参照ください。
 
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