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糖尿病にきく運動や筋トレで血糖値を下げるための基礎知識

[2025.05.27]

こんにちは、赤羽もりクリニックの院長の森 維久郎です。

今回は、糖尿病と運動について書きたいと思います。

健康診断で糖尿病の予備軍と言われた方や、糖尿病の診断となったが軽症であり生活習慣で治療をされている方にぜひ読んでいただきたい記事です。

(当記事は院長の森医師とリハビリセラピストの杉山が監修しています。)

運動は血糖値を下げるのか

運動を行うことで、身体の中での糖分の利用が進み血糖値が低下します。

また身体から分泌される血糖値を下げるインスリンの効きがよくなります。

糖尿病になると身体機能が低下しやすくなるので、血糖を下げるだけでなく合併症の予防にもつながります。

 

糖尿病とウォーキング

ウォーキングは有酸素運動という全身運動の一つで糖尿病の治療としてお勧めです。

糖尿病のガイドラインでは週3-5回の有酸素運動を20-60分ほどするとよいとされています。

ウォーキング以外の有酸素運動として以下のようなものがあります。

  • ジョギング
  • 水泳
  • 自転車 など

ご高齢の方は日常生活の歩行で十分ですし、若い方で物足りない方はマラソンやジョギングをすると良いでしょう。(主治医としっかり相談しましょう。)

足が悪い方は水泳がおすすめです。

週3-5回の有酸素運動を20-60分ほどするとよいとされています。

参考

 

糖尿病と筋トレ

筋肉を鍛えることで、ブドウ糖の消費量が増加し血糖の状態が良くなります。

筋トレといってもバーベルを使うようなものではなく、スクワットや踵上げのようなもので問題ありません。

個人の身体機能に合わせて負荷を調整してください。

尚、膝や腰を壊しがちな方は水泳、水中歩行が良いと言われています。

*水中歩行は有酸素運動とレジスタンス運動がミックスされた運動であり糖尿病治療ガイド2018-2019でも推奨されている運動療法です。

週2-3回行うと良いと考えられています。

 

糖尿病と体操

体操は特にどのようなものでも問題ありません。

ヨガが好きな方はヨガもおすすめです。

糖尿病の情報を配信する公式期間が糖尿病の体操を配信しているのでご参考にしてください。

【参考】

 

運動は食前・食後どちらが良い?

決まりはありませんが、食後~1時間くらいに血糖値がピークになるのでこの時間帯に運動をすると良いでしょう。

実際、食後に10分程度ウォーキングをすることで食後の血糖が改善するという報告があります。

 

糖尿病で運動をしない方が良い場合

以下の場合、メリットがデメリットを上回る可能性があるので主治医と相談してください。

  • 糖尿病のコントロールが悪い
  • 糖尿病網膜症による眼底出血がある
  • 腎不全がある
  • 虚血性心疾患、心肺機能に障害がある場合
  • 骨、関節疾患がある場合
  • 急性感染症
  • 糖尿病壊疽
  • 高度な自立神経障害 など

 

最後に

いかがでしょうか。

運動療法は血糖コントロールだけでなく、筋力維持や合併症予防にも欠かせない大切な治療の一つです。

しかし、自己流で続けるのはなかなか難しいもの。

赤羽もりクリニックでは、医師の診察に加えて管理栄養士が連携し、ご自身の体力やライフスタイルに合わせた最適な食事運動プログラムをご提案します。

「生活習慣のサポートがほしい...」「今の治療で合っているか知りたい...」という方も安心してご相談ください。

まずはお気軽にお問い合わせいただき、無理なく続けられる運動習慣を一緒に作りましょう。

もし当院の診療に興味がある方は以下の当院紹介をご覧くださいね。

 

この記事を監修した医師
森 維久郎

赤羽もりクリニック院長。糖尿病を予防して人工透析や脳・心臓の病気を減らすコンセプトに年間1万人以上の外来診察を行う。 情報発信に力を入れており、赤羽もりクリニックのWEBサイトには年間500万人の来訪。 

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