実は背中側?!腎臓の位置や働きについて徹底解説
※当記事は森 維久郎院長が監修しています。
こんにちは、赤羽もりクリニックです。
今回は「実は背中側?!腎臓の位置や働きについて徹底解説」というテーマで、腎臓の基本を分かりやすくお伝えします。
「腎臓の位置ってどこにあるの?」
「なぜ左右で高さが違うの?」
「腎臓にはどんな働きがあるの?」
こうした疑問をお持ちの方に向けて、腎臓のしくみを丁寧にご紹介していきます。
腎臓は、老廃物の排出にとどまらず、血圧の調整や体内の水分・電解質バランスを保つなど、生命維持に欠かせない非常に重要な臓器です。その位置や働きを正しく知ることは、体調の変化に気づきやすくなったり、生活習慣を整えるきっかけにもなります。
毎日の健康づくりにも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
体のどこにある?腎臓の位置をチェック!
腎臓は、体の背中側に左右1つずつあります。場所で言うと、ちょうど腰より少し上、肋骨の下あたりです。
表面から触れることはできませんが、背中を軽く丸めたときに膨らむ部分の内側にあるイメージです。
左右の違いとその理由
腎臓の位置は左右でわずかな違いがあります。これは体の中にある他の臓器の配置によるものです。
右側の腎臓は、左側の腎臓より2~3cmほど低い位置にあります。これは右側に大きな臓器である「肝臓」があるためです。
肝臓がスペースを占めている分、右腎はやや下げられた位置にあります。一方、左側は胃や脾臓があるものの、肝臓ほどの大きさではないため、右側より少し高い場所で安定します。
そのため、腎臓は左右対称ではなく、右がやや低いという特徴があるのです。
腎臓って何するところ?
腎臓は「血液をろ過して尿を作る臓器」という認識が一般的ですが、それだけではありません。実際には命の維持に欠かせない5つ以上の機能を同時に行っています。
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血液をろ過して老廃物を排出する
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体液(ナトリウム・カリウムなど)のバランスを整える
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体の酸性・アルカリ性(pH)を調整する
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血圧を調節するホルモンを作る
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赤血球を作るホルモンを分泌する
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骨を強くするためのビタミンDを活性化する
腎臓はまさに、体内のバランスを保つ「調整センター」のような臓器なのです。
ネフロンって何?働きの中心となる構造
腎臓の働きの中心には、糸球体と尿細管を含めた「ネフロン」と呼ばれる小さな単位があります。腎臓の中に左右約100万個ずつ存在し、それぞれが小さな工場のように動いています。
糸球体は毛細血管の集まりでフィルターのように血液をろ過する役割を持っています。尿細管は必要なものを再吸収し、老廃物を尿としてまとめている管です。
尿ができるまでの流れを見てみよう
① ろ過 — 糸球体で原尿が作られる
血液が糸球体に入ると、圧力がかかって水分や老廃物が押し出されます。これが「原尿」で、まだ尿ではありません。1日に150〜180リットルもの原尿が作られます。
② 再吸収 — 尿細管で必要なものを取り戻す
原尿の大部分は、水分・電解質・糖分など身体に必要な成分を再吸収します。体の状態によって再吸収の量が変化し、脱水時は水分を多く吸収するなど調整されます。
③ 分泌と濃縮 — 集合管で尿が完成
最後の段階で不要成分が追加で分泌され、尿として濃縮されます。完成した尿は腎臓から尿管を通り、膀胱(ぼうこう)へ送られます。
①.②.③の流れにより、私たちは常に体内の環境を一定に保つことができています。
気になる症状があれば早めの検査を
腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、症状が出にくい臓器です。かなり悪化するまで気づかないことも多いため、早めの対策が重要になります。
むくみが続いたり、背中の片側が痛む、異常な疲れやすさ、血圧が高くなる、尿の量が減る・増えるなどの症状があると注意が必要です。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
当記事では、腎臓の位置や構造、そして体の中でどのように重要な役割を担っているかを詳しく解説しました。腎臓は、血液のろ過や体内バランスの調整など、私たちの健康維持に欠かせない働きをしています。
しかし、腎臓は悪くなるまで自覚症状がほとんど出ないため、気づかないうちにダメージが進行してしまうことも少なくありません。腎機能がさらに低下してくると、むくみや疲れやすさなどの症状が現れることがあります。
「最近むくみやすい」
「血圧が高め」
「健康診断で腎機能の指摘を受けた」
など、少しでも気になることがある方は、放置せず早めの対策をおすすめします。
赤羽もりクリニックでは、医師と管理栄養士が連携し、あなたの生活習慣や体調に合わせた丁寧なサポートを行っています。腎臓の健康を守るためにも、日々の食事や生活を見直していくことが大切です。
慢性腎臓病が心配な方や、生活習慣について不安をお持ちの方は、どうぞお気軽に以下のバナーよりご連絡ください。
参考記事:医療情報科学研究所編 病気がみえる 腎・泌尿器
赤羽もりクリニック監修 医師と管理栄養士が教える腎臓病・糖尿病レシピの教科書
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