「腎臓が痛い?」~その不安、腎機能の検査で解消しよう
※当記事は森 維久郎院長が監修しています。
こんにちは、赤羽もりクリニックです。
「背中が痛い」
「腰が重い…もしかして腎臓?」
そんな不安を抱えて受診される方は少なくありません。腎臓は自覚症状が出にくい臓器のため、痛みを感じるとつい「腎臓の病気なのでは」と心配になりますよね。
当記事では、腎臓の痛みの特徴、背中・腰の痛みとの関係、見極めのポイント、そして適切な対処方法についてわかりやすく解説します。
「腎臓が痛い気がする…」
という不安を解消するためにも、ぜひ最後までご覧ください。
背中の痛み=腎臓の痛みとは限らない
背中に痛みを感じると、「腎臓に異常があるのでは…」と不安に思う方は少なくありません。しかし、背中の痛みが必ずしも腎臓のトラブルを示しているわけではなく、さまざまな原因が考えられます。
腎臓の痛みかどうかを見極めるためには、痛みの特徴や体調変化を丁寧に確認することが大切です。そして、必要に応じて医療機関で検査を受けることが、不安の解消につながります。
腎臓は体の背中側、腰よりやや上の位置に左右一つずつあります。そのため、腎臓に炎症や結石がある場合、背中や腰のあたりに痛みが出ることがあります。
しかし、腎臓病の初期段階では、多くの場合、自覚できる痛みなどの症状は現れません。背中の痛みが発生する前に腎機能が低下しているケースも多いため、背中の痛みがあるかどうかだけでなく、まずは血液検査などで腎機能をチェックすることが大切です。
背中の痛みの原因は多岐にわたる
背中の痛みと一口にいっても、その背景にはさまざまな要因が隠れています。日常生活での習慣から身体の使い方、さらには体調や環境の変化まで、原因は人によって大きく異なります。
筋肉のこり・神経痛・姿勢の悪さなど
背中の痛みの多くは筋肉のこりや負担が原因です。特に、長時間同じ姿勢でいることで筋肉が硬くなり、痛みや張りが生じます。
また、肩甲骨周りや腰の筋肉が緊張すると背中の広範囲に痛みを感じやすくなることも。加えて、背骨には多くの神経が集まっているため、神経痛・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などの問題がある場合も背中や腰に痛みが現れます。
デスクワークやストレスが原因になることも
最近ではテレワークの増加により、長時間座りっぱなし・運動不足が慢性化し、背中の痛みに悩む人が増えています。また、ストレスによって筋肉の緊張が強まることも痛みの一因です。
背中の痛みの多くは生活習慣と関連しており、腎臓以外の要因であることが大半です。
腰の痛みと腎臓の関係性
「腰の痛み=腎臓の異常」というイメージが強い方もいますが、実際には腰痛の原因のほとんどは筋肉や骨格にあります。しかし、腎臓が原因で腰付近に痛みが出るケースもあります。
代表的な例が腎盂腎炎(じんうじんえん)・尿路結石などです。腎盂腎炎では、鈍い痛みが腰の片側や背中に出やすく、発熱や倦怠感、寒気を伴うことも。一方、尿路結石では、突然刺すような激痛が起こるのが特徴で、痛みが波のように襲ってくることもあります。
腰痛が「鈍い痛みなのか」「激しい痛みなのか」「発熱があるのか」などをチェックすることで、腎臓由来かどうかの見極めに役立ちます。
腎臓に異常があるときに出る症状はあるの?
腎臓の病気は、初期の段階ではほとんど症状が現れません。しかし進行すると、次のようなサインが見られる場合があります。
・むくみ(顔・手足)
・血尿
・尿のにごりや泡立ち
・倦怠感・疲れやすさ
・尿量が増える・減る
「腎臓が痛い」と感じるほどの痛みが出る病気もありますが、腎臓自体には痛覚がほとんどないため、「痛みが出る=かなり進行している可能性がある」とも言われています。
痛みがあるから軽い症状だろう、と思い込まず早めの受診が重要です。
腎臓が痛いと思ったら、自己判断せず病院で検査を受けよう
腎臓は体の外側からは見えないため、痛みがあるからといってインターネットの情報だけで原因を決めつけるのは危険です。自己判断で放置すると、気づかないうちに病気が進行してしまう可能性もあります。
なぜ「痛み」が出ているのかを知るために、まずは病院で検査を受けてみましょう。特に「腎臓エコー(超音波検査)」は、痛みもなく短時間で腎臓の形や石の有無などを確認できる非常に有効な検査です。
背中や腰の痛みが腎臓由来なのか、不安を解消するためにもまずはエコー検査を受けてみることをおすすめします。
以下の記事に腎臓のエコー検査について詳しく記載してありますので、ぜひあわせてご覧ください。
参考記事:腎臓エコーとは?検査でわかることと異常があるときの対応
血液検査と尿検査で腎機能をチェック
腎機能を知るためには以下の検査項目を確認していきましょう。
・血液検査(クレアチニン・eGFR)
・尿検査(たんぱく・潜血)
参考記事:クレアチニンの正常値とは?同時に腎機能やeGFRを検査で正しく理解しよう
腎臓機能の確認は健康維持の第一歩
腎臓は一度悪くすると元には戻りにくい臓器です。しかし、早期に異常を見つけることで進行を抑えられるケースは多くあります。
年に一度の健康診断だけでなく、気になる症状があるときは早めに検査を受けることが大切です。
腎臓を守るために日常でできること
食事の基本は主食・主菜・副菜のバランス
主食(ごはんなど)・主菜(タンパク質)・副菜(野菜など)を摂ることで、栄養バランスの摂れた食事になります。単品の食事(パン・おにぎりのみ)では、糖質・タンパク質・脂質が偏りやすいため、なるべく避けましょう。
※赤羽もりクリニック監修 医師と管理栄養士が教える腎臓病・糖尿病レシピの教科書より抜粋
上記のイラストのように、ランチョンマットの上に「主食・主菜・副菜」を配置するイメージで1食を考えると、自然とバランスが整います。
食事の基本は「1日3食でバランスよく!」です。
そこで以下のポイントに気をつけましょう。
・主食:1食につき1品(ごはん、パン、麺など)
・主菜:1食につき1品(肉、魚、卵、大豆製品など)
・副菜:1〜3品(野菜、海藻、きのこなど)
・乳製品・果物:1日に1品ずつが目安
さらに、筋肉量の維持には、食事とともに無理のない範囲で体を動かすことも大切です。日常生活の中で歩いて買い物に行く、階段を使うなど続けられることを取り入れていきましょう。
以下のリンクにレシピを掲載しています。ぜひ献立の参考にしてみてください。
参考記事:腎臓病の食事レシピ!夕食編〜管理栄養士が考える無理なく続けられる腎臓病食の工夫
参考記事:腎臓病の食事レシピ!簡単編〜基本を押さえて無理なく続ける健康習慣〜
適度な運動を心がけよう
筋肉量はクレアチニン値に影響するため、極端な筋力トレーニングや激しい運動の直後は、一時的にクレアチニン数値が高くなることがあります。しかし、ウォーキングやストレッチなどの軽い有酸素運動は、血流を改善し、腎臓への負担を軽くする効果が期待できます。
特に、運動は高血圧や糖尿病の予防・改善にもつながるため、腎機能を守るためにも「無理のない運動習慣」を継続することが大切です。
まずはテレビを見ながら、あるいは家事の合間にストレッチをするなど、できることから始めてみましょう。
ストレッチや軽い運動は、毎日の「すきま時間」に取り入れるのが継続のコツです。ウォーキングは外の気温によって難しい場合もあります。
暑い日、寒い日、雨の日などは、無理せず家の中で動画を見ながら運動を取り入れるなど、頑張りすぎず、生活の一部として続けていきましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
当記事では、腎臓の痛みに関する可能性について、検査による原因の見極め方や腎機能との関係、日常生活で気をつけたいポイントをお伝えしました。
背中や腰の痛みにはさまざまな要因がありますが、「もしかして腎臓?」と不安に感じたら、まずは医療機関での検査が安心です。
通常、腎臓の異常は自覚症状が出にくく、気づいたときには進行しているケースも少なくありません。早めの検査と生活習慣の見直しが、将来の健康を守る第一歩になります。
そこで赤羽もりクリニックでは、医師による丁寧な診察に加え、管理栄養士が一人ひとりの生活に合わせた具体的な食事アドバイスを行っています。
「背中や腰の痛みは腎臓が原因なのか気になる」
「腎機能が不安」
「生活習慣を見直したい」
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参考文献:赤羽もりクリニック監修 医師と管理栄養士が教える腎臓病・糖尿病レシピの教科書
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