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血糖値が高いと言われたらまず読んでほしい記事

こんにちは、赤羽もり内科・腎臓内科の院長の森 維久郎です。

今日は、糖尿病の検査項目「血糖値(グルコース)」についての解説記事を書きます。

  • 健康診断で血糖値が高いと言われた
  • 家族で糖尿病がいて少し気になっている

というお悩みの方に向けた記事です。

【目次】

 

血糖値とは

血糖値とは、血液中の糖分の濃度のことを指します。

食事としてとった糖分は、腸から吸収された後血液に入り込み、エネルギー源になります。

血糖値が高くなると、インスリンという血糖値を下げるホルモンが作用して高くなりすぎないようにするのですが一般的です。

糖尿病になるこのインスリンが不足したり、インスリンが効きづらくなり、血糖値が高い状態が持続しす。

血糖値が高い状態が10年単位で持続すると、心臓・脳・腎臓・眼・神経など身体の様々な箇所にジワジワ障害を起こします。

 

血糖値が高くなる原因

血糖値が高くなる原因の多くは、インスリンが効きづらくなることが原因です(インスリン抵抗性と呼びます。)。

その背景には、運動不足・肥満・ストレス過多などの生活習慣が原因になっていることが多いといわれています。

また血糖値を急激に上げるような白米や麺をよく食べることでも起きます。

ただし中には、遺伝的にインスリンが効きづらいような方や、免疫の病気でインスリンが出ないような方もいらっしゃいます。

 

血糖値が高い時の症状

血糖値が少し高くても基本的に症状はありません。

糖尿病が怖いのは、この症状がない点にあります。

症状がないため放置されて10年ほど経ち、症状が出たころには血管の病気や心臓・脳の病気になっていることがあります。

一度起きた障害は元に戻りません。そのため症状が出てから治療をしても時すでに遅しのことも多々あります。

血糖値が300や400のように異常に高くなった場合は以下のような症状が出ます。

  • 喉の渇き
  • 脱水
  • 尿の回数
  • 尿量が増える
  • 体重が減る など

血糖値が300や400以上になりこのような症状がでた時は、短期的に意識障害になったりして入院加療や救急医療が必要になる可能性が高いので必ず医療機関の受診が必要です。(詳しくは糖尿病学会の「糖尿病合併症について」をご参照ください。)

食前血糖値・食後血糖値とは

血糖値を結果を解釈するときに、食前に測定したのか、食後に測定したのかが大切になります。

 

食前血糖値とは

10時間以上食事をとらずに、空腹の状態で測定した血糖の値です。

空腹のため血糖値が最も低く、診断や治療評価で使用します。

110mg/dl以上で境界型、126mg/dl以上で糖尿病型となります。

 

食後血糖値とは

食後2時間後の状態で測定した血糖の値です。

食事をして、糖分を負荷して、しっかりインスリンが働いているかを評価します。

食前血糖値が良好でも、食後血糖値の状態が悪い場合は注意が必要です。

140mg/dl以上で境界型、200mg/dl以上で糖尿病型となります。

 

血糖値が高い時に行う検査

問診を行った後、血液検査・尿検査を行います。

血糖値の測定だけでなく、以下のような項目を測定します。

 

・HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

月単位の血糖の状態を評価するために使用し、健康診断などでもよく測定される項目です。

HbA1c6.5%以上になると糖尿病型となります。

詳しくは「ヘモグロビンA1cが高いと言われた時にまず読んでほしい記事【数値別】」をご参照ください。

 

・HOMA、Cペプチド

インスリンの効きやすさや分泌能を確認するために行う検査です。

糖尿病の診療に力を入れている医療機関で良く行われます。

 

・抗体検査(抗GAD抗体など)

糖尿病の中で、免疫の異常で糖尿病が発症するケースがあり、一度は測定する項目です。

糖尿病の診療に力を入れている医療機関で良く行われます。

 

・尿糖・尿蛋白

尿検査で糖分の状態を評価したり、腎臓の状態を評価するために行います。

糖尿病や腎臓病の診療に力を入れている医療機関で良く行われます。

尿蛋白については「タンパク尿を指摘されたらまず読んでほしい記事」をご参照ください。

 

血糖値が高い時の治療

血糖値が高い時には、以下の3つの治療を行います。

  • 食事の治療
  • 運動の治療
  • 医療機関で行う治療

食事については、血糖を急激に上げないような食事の選び方や食べ方を工夫すると良いです。

運動については、ジョギングなどの有酸素運動とスクワットなどの筋力トレーニングを行うと良いです。

医療機関で行う治療としては、重症度に応じて生活習慣の改善、飲み薬やインスリンの治療を行います。

糖尿病の診療に力を入れているクリニックなどでは管理栄養士による食事療法などを行っていることもあります。

詳しくは「HbA1cを下げる3つコツ」のページをご参照ください。

 

後回しにせず医療機関へ

糖尿病の可能性があると指摘されたドキッとされた方も多いと思いますが、後回しにせずに医療機関に受診されることをお勧めします。

糖尿病は症状が出る前の段階で治療を始める必要性があり、更に早期の段階で治療を始めた方が必要となる薬の量が少なくなり、食事制限などの生活習慣の制限も少なくも良いです

通院する医療機関は糖尿病の診療に力を入れている医療機関が良いと思います。

医療機関をお探しの方は日本糖尿病協会という公的な団体があり、こちらで医療施設を検索できます。詳しくは「医療施設検索:日糖協データーベース」のページをご参照ください。)

もし回りにそのような医療機関が無ければ、都内・埼玉の方であれば当院をご利用ください。

▼当院の糖尿病内科について詳しく知りたい方はこちらのページをご参照ください。(診療内容・アクセス・診療時間・よくある質問など)

糖尿病内科の診療について

 

当院を受診希望の方へ

病院に行くのは「不安」「面倒くさい」…、そう思う気持ち、とてもよくわかります。

ただ、これまで健康診断の異常があったけど症状がないから放置しており、受診されたときには糖尿病による腎機能障害で透析直前だったという患者さんを一杯みてきました。

自分の大事な体を守れるのは、自分だけです。

不安な気持ちを抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

お電話・webより、診察のご予約を受け付けております。

 

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03-5249-3210

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